Unity
| 開発者(チーム) | Unity Technologies |
|---|---|
| 初期リリース日 | 2005年6月8日 |
| 最新バージョン | 6.3 LTS (2025年12月) |
| 種類 | ゲームエンジン |
| ライセンス | 商用ソフトウェア (無料および有料サブスクリプション) |
| ホームページ | https://unity.com/ |
Unityは、Unity Technologiesが開発したマルチプラットフォーム対応のゲームエンジンおよび統合開発環境(IDE)である。ゲーム制作にとどまらず、建築、アニメーション、シミュレーションなど、幅広い産業分野で利用されている。
特徴
- マルチプラットフォーム対応: Windows、macOS、Linuxをはじめ、モバイル(Android, iOS)、コンソール(PS5, Xbox Series X/S, Switch)、ウェブ(WebGL)、VR/AR(VisionOS, Meta Quest)など、ほぼ全ての現代的なプラットフォームをサポートしている。
- コンポーネントベースの構造: ゲームオブジェクトにコンポーネントをアタッチして機能を拡張する、直感的な設計方式を採用している。
- アセットストア: 開発者が作成したモデル、スクリプト、ツールなどを売買できる「Unity Asset Store」があり、開発効率を大幅に向上させることができる。
技術的構成
レンダリングパイプライン
Unityはプロジェクトの目的に応じて、3つのレンダリングパイプラインを提供している。
- Built-in Render Pipeline: 従来から使用されている標準レンダラーで、レガシープロジェクトとの互換性のために維持されている。
- Universal Render Pipeline (URP): 最適化とパフォーマンスに重点を置いたパイプラインで、モバイルからハイエンドPCまで幅広く利用される。
- High Definition Render Pipeline (HDRP): ハイエンドPCやコンソールを対象とした、高精細なグラフィックス向けのパイプラインである。
スクリプティングとランタイム
- C#への一本化: かつてはUnityScript(JS風)やBooをサポートしていたが、現在は全て廃止され、C#が唯一の標準スクリプト言語となっている。
- IL2CPP: .NETバイナリをネイティブのC++コードに変換することで、パフォーマンスの最適化とセキュリティの強化を図るコンパイル技術を提供している。
- DOTS (Data-Oriented Technology Stack): 高性能なマルチコア処理のため、ECS(Entity Component System)を含むデータ指向の設計方式を導入している。
ライセンスと価格体系
2024年9月、議論を呼んだ「ランタイム手数料(Runtime Fee)」ポリシーの全面撤回が発表された。2025年から適用される主なポリシーは以下の通りである。
- Unity Personal: 年間収益または資金調達額が20万ドル未満の場合、無料で利用できる。「Made with Unity」のスプラッシュスクリーンを非表示にできるようになった。
- Unity Pro / Enterprise: 大規模なスタジオ向けの有料サブスクリプションモデルである。
バージョンの歴史
- Unity 6 (6000シリーズ): 2024年末に正式リリースされた最新のメジャーバージョンで、パフォーマンスの改善やグラフィックス機能の強化が行われた。
- Unity 2017 ~ 2022 LTS: 年次リリースと長期サポート(LTS)バージョンを提供してきた。
- Unity 5 / 4 / 3: 物理エンジンの強化やMecanimアニメーションの導入など、エンジンの基礎を築いた時期である。